Sencha Touch 2.0 のRCが公開されています。 そのドキュメントのガイドにある Getting Started with Sencha Touch 2 を翻訳しました。
Sencha Touch 2 をはじめよう
Sencha Touch とは?
Sencha Touch を使うと素早く簡単に、AndroidやiOS、Blackberryで動作する HTML5ベースのモバイルアプリケーションを作成でき、 ネイティブアプリケーションのような操作性をブラウザーのナックで実現できます。
必要なもの
最初に必要なものは次のとおりです。
- フリーのSencha Touch 2.0 SDK
- ローカルで動作するWebサーバー
- モダンWebブラウザー。ChromeまたはSafariを推奨します。
SDKの最新バージョンをダウンロードして解凍します。 解凍したフォルダーをWebサーバーのドキュメントルートに配置します。 もしローカルにWebサーバーがインストールされていないのでしたら、 WAMP や MAMP のようなワンクリックでインストールできるものを推奨します。
正しい場所にフォルダーを配置したら、Webブラウザーを開いて、 http://localhost/sencha-touch-folder (Webサーバー公開するように設定された場所) を開くと、Sencha Touch のウェルカムページが表示されます。
これで、最初のアプリケーションを作成する準備ができました。
アプリケーションを作り始める
Sencha Touch のアプリケーションは次のような簡単なアプリケーション構造ガイドラインに従うとうまく動きます。 これは簡単に保守しやすいアプリケーションを書くための規約とクラスのセットで、特にチームの一員として仕事をするときに役に立ちます。
最初のステップはアプリケーションを格納する簡単なフォルダー構造をセットアップすることです。 最初に必要なのは2つのファイルとSencha Touchのコピーです。 規約では次のようになります。
- index.html – Sencha Touch とアプリケーションのファイルをインクルードする簡単なHTMLファイル。
- app.js – アプリケーション名、ホームスクリーンアイコン、起動時に実行することを定義するファイル。
- touch – ダウンロードしたSencha Touchフォルダー。
index.htmlファイルから始めましょう。次のようになります。
おそらくこれまで書いた中で最も簡単なHTMLファイルじゃないでしょうか。 やっていることは、Sencha Touch(Javascriptファイルとスタイルシート)とapp.jsファイルをインクルードしているだけです。 ボディが空っぽですね。Sencha Touchに描画させましょう。
次は、app.jsファイルの中身を見てみましょう。 ここでは簡単に、動作を確認するために ‘alart’ をコールしているだけです。
以上で終わりです。 では、SafariかChromeを起動してちゃんと動作するか確認してみましょう。 動かしてみると、アラートメッセージが表示されます。 (本家のガイドでは Live Preview をクリックすると実行できるようになっています) 別にどうってことはありませんが、アラートメッセージがポップアップしたと言うことはSencha Touchがちゃんと動作して起動したと言うことです。
最後に伝統的なHello Worldを表示するPanelを作ってみます。
これも非常に簡単。次のようにlaunch関数をExt.createを使うように変更するだけです。
次のステップ
これで簡単なページとHello Worldを作成できました。次は最初の簡単なアプリケーションを作ります。 次のステップは First Application guide 翻訳はこちら になります。 ここでは、簡単ですがパワフルなアプリケーションを15分ほどで作り上げます。
次のステップに進むかフレームワークの他の側面について詳細を知りたい場合は次のガイドやリソースをチェックすることをお勧めします。
ガイド
- Components and Containers
- Intro to Applications
- The Layout System
- The Data Package
- What’s New in Sencha Touch 2