Ext JS / Sencha Pefectday #007 に参加してきました。 以下そのレポートです。
Ext JS 4 実践開発ガイド 配布と紹介
ついに出ました。やっとでました。書籍、Ext JS 4 実践開発ガイド。 この本の出版にはレビュワーとして少々関わっていたので、 実際にできあがった本を見ると感慨深いものがありました。 さっそく著者のサインももらっておきました。
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発表
@kotsutsumiさんから三つの発表がありました。
発表1
Ext JS 4 のAPIドキュメントの日本語版についての発表がありました。
http://docs.xenophy.com/ext-js/4-0/
まだ全部を翻訳できているわけではなくて、現在の進捗は60%ぐらいです。 僕はこれにも少し関わっています。ドキュメントの中にひどい和訳があれば、 それはきっと僕の仕事です。w
発表2
NextJS 0.8.x
現在NextJSは0.8.2が出ています。MySQLにも繋がるし、Ext.Directも使えます。 僕もいろいろと試してみたいのですが、まだまだです。
発表3
Ext JS 4 実践開発ガイド2 についての発表です。 @kotsutsumi さん、続編を書いてくれるという発表でした。
- 第01章 ドラッグアンドドロップ
- 第02章 Ext.fxによるアニメーション制御
- 第03章 チャート
- 第04章 Ext Direct
- 第05章 キーボード制御とアクセシビリティ
- 第06章 アプリケーション設計
- 第07章 コンポーネントテスト指向開発
- 第08章 リリースビルド
- 第09章 デバッグ術
- 第10章 サイクルテスト
- 第11章 パフォーマンスチューニング
- 第12章 Next JS と Ext DirectによるRPC
- 第13章 実践!Twitterクライアント作成
- 第14章 実践!ユーザー管理システム構築
すごい内容になりそうな本です。 (こんなのここに書いていいのかな、だめだったら言ってください。消しますので) 僕としては5〜11あたりの、まさに「実践」的な内容に心惹かれます。 ただ、この本は今回出版した「一冊目の売り上げ次第で中止する」そうです。 2冊目出て欲しいんで、みんな、本買ってください。
Review
ここからExt JS 4 の基本のおさらいをしました。 ものすごいスピードでの講義でした。 突然、当てられて、アセりました。(´・ω・`)
LT:Ext JS 4 におけるExt.Direct (@martini3oz 氏)
LTということで Ext.Direct を MVC アーキテクチャで使う、 というのを発表しました。 内容は、
https://extjs.sunvisor.net/using-direct-with-mvc/
です。是非ご覧ください。
Ext.Direct for Ext JS 4
その後、@kotsutsumi さんが Ext.Direct について講義。以下、そのメモ。
PollingProvider
- 一定時間定期的にリクエストを投げ続ける
- サーバーサイドの状態を取得させる
- 時までsetIntervalを使いリクエストを投げる処理を記述しなくても良い。
- Ext.Directのリクエストが他に重なっても1リクエストで処理してくれる。
- サーバーサイドで返す場合Json形式で typeキーに対してeventを指定すること。
RemotingProvider
- サーバーサイドのAPIを公開し、APIを直接クライアントサイドのExtJSから呼び出すことができるプロバイダー
- ある期間の間のDirectが呼ばれたらまとめて送信する。
- サーバーサイドではまとめて処理していっぺんに返す。
- クライアントではtidをもとにイベントを起こしてコールバックを呼び出す。
- ファイルのアップロードにも対応している。
- $_POSTでリクエストデータが取得できない。
- file_get_contents(‘php://input’)で取得します。
LT:Ext.core.Elementの活用 ( @asano_yuki氏)
Xenophyの @asano_yuki さんのLT。Ext.core.Element には地味に便利な静的メソッドがいっぱいあるのね。
- Ext JS 4で増えたメソッドについて
- 35個増えている。Ext.Fxだったものがあるのでそれを覗くと24
- 追加された静的メソッド11個
- Ext.core.Element.***出呼び出す
- fromPointメソッド
- 指定した位置にある要素を取得しExt.core.Elementを返す。
- getDocumentHeight / getDocumentWidth
- Ext.core.Element.getDocumentHeight();
- ブラウザのウィンドウサイズを返す
- getOrientation
- windowの向きを返す portrait landscape を返す。
- serializeForm
- フォームの内容をエンコードもしてクエリ文字列にして返してくれる
- unitizeBox
- unitizeBox(5, “px”)
- ->”5px 5px 5px 5px”
など、全部はメモできませんでした。
Next JS概論
- node製のアプリケーションサーバーを作っている。
- iconvモジュールは使えるが、iso2002jpに変換できない。
- iconvへの日本語パッチを当てる必要がある。
- iconvjpを使ってそれをNextJSに組み込んだ。
0.8 から 1.0へ、現在の機能と今後。
- PDF, Excel, Word を出力したい。
- SVGデータ出力
- WebSocketに完全対応。
Next JSとExt JS
- 同じクラスシステムが使えること
- サーバーサイドにライブラリを一元管理する仕組みを考えている。
- Ext Directを簡単に利用できること
Ext.Drawの利用
- Ext JS 4 から実装された。
- SVC/VMLを抽象レイヤーとして扱えるようにする
- SVCは標準、VMLはIE6対応。
- Ext.drawに実装されています。
- 描画領域Ext.draw.Surface
- ベクターデータは、Ext.draw.Sprite
- SurfaceにaddでSpriteを追加してゆく
SVGチャートクラス
- Ext.drawベースでのチャートです。
- Flashがなくても動く。
- Sencha touch chart
- Ext.chart.Chartコンポーネントを経由して利用する。
- データストアと連動して描画する。
- あるデータストアの表現の一つとしてチャートを表示する。
Sencha Touch Chart
Sencha Touch 2.0 が出る。
追記
awacioさんのブログで PerfectDay #007 のリポートを見つけました。 http://d.hatena.ne.jp/awacio/20110918/1316295521